ICONIA TAB A500 にカスタムROM を導入する
日本でも発売しまして、いい感じに(あるいは中華フォントの件で悪い感じに)盛り上がってきました ICONIA TAB A500 です。
今回はカスタムROM の導入の話です。かなり快適になります。が、機能が色々追加されている代わりに、ハードの一部が正しく機能していないことがあったりします。バージョンアップで直ったり、また最新を取り込んだ結果動かなくなったり。
たとえば、今はどうだかわかりませんが、ASUS の ROM 移植のころは、側面の画面回転スイッチが機能しないのが仕様でした。
そのかわり、さくさくだったり、Wi-Fi プロキシの設定がついていたり、電源メニューがちょっと豊富だったり、標準でスクリーンショットが撮れたり、そのほか諸々の最適化が施されています。
前回記事を必ず読んでから試してください。最悪、ICONIA が起動しなくなります。
ICONIA TAB A500 root の取り方, root によるメリットデメリット
事前準備
カスタムリカバリの導入
ICONIA TAB A500 にカスタムリカバリ ClockworkMod を導入する
まずは、カスタムリカバリが導入されている必要があります。
また、ROM焼きをする前に、必ず標準ROMのバックアップをとっておいてください。そして、うっかり消さないようにPCなどに置いておくのがいいでしょう。それと、AcerRecoveryInstallerでのリカバリのバックアップも忘れずに。
(修理してくれるかどうかはわかりませんが、)標準ROMに戻して、リカバリも標準にして、unroot したいと思ったときに、バックアップがあれば楽になります。ていうか、今のところ日本向け標準ファームが転がってはいないと思うので、とっておかないと戻せないかも?RUU が公開されれば戻せるようになると思います。ただし、戻せるのと保証を使えるのとは別問題です。Android携帯での話で、RUU しても ROM改造の痕跡ありとして戻されたという話もあります。(真偽は不明ですが)
カスタムROM を選ぶ
XDA のフォーラムから探しましょう。たいてい頭に[ROM]とついているのがカスタムROMの配布スレッドです。
Iconia A500 Android Development – xda-developers
HomeArrow Acer Iconia A500Arrow Iconia A500 Android Development
http://forum.xda-developers.com/forumdisplay.php?f=1136
最近 Acer の公式3.1 がリークされまして、種類がいくつか増えて盛り上がってます。
現時点(07/01)でのROMをおおざっぱに紹介します。私も全部を試したわけではないですが。。
[ROM][ASUS HC3.1][27-06][Kernel: angel] PRIMEE p8-3 – xda-developers
わりと初期から公開されていたカスタムROMです。元々は ASUS の ROM を移植したものでしたが、最近は Acer のものも組み込んできているようです。
[ROM][JUNE26]-=Virtuous Picasso v. 1.0.8=- [Honeycomb 3.1][Kernel: UNITY V2] – xda-developers
これも結構初期からあったROMです。頻繁にアプリが足されているイメージです。なんだかOverClockが最近ついたみたいですね。これもASUS と Acer の ROM がベースです。
[ROM][JUNE30]-=Virtuous Galaxy v. 1.0.1=- [HC 3.1 / TouchWiz UX][Kernel: UNITY V3] – xda-developers
上の人と同じ作者で、GalaxyTab10.1 の移植のようです。リアカメラにちょっと問題があるみたいです。見た感じ、UIがカラフルできれいですね。
[ROM] Minimalist 3.1 – Stock, Stable and Completely Deodexed – xda-developers
とにかくシンプルがいいんだ、アプリとか自分でいれるから!っていう感じみたいです。Acer の ROM がベースのようです。
[ROM] Honeycomb 3.1 – HoneyVillain 1.02 26-06 – xda-developers
Desire の GingerVillain を作っていた richardtrip さんの ROM です。これも Acer オリジナル ROM がベースです。
とりあえずこんな感じです。
ROM焼きの方法
まずは、スレッドから zip をダウンロードしてきます。この zip は、解凍してはいけません。
署名がされているので、解凍して再圧縮すると再署名が必要になります。
WINRAR で開いて中をいじるのはセーフです。あとから日本語フォントをいれるのが面倒な人は、この段階で突っ込んでおいても構いません。
ダウンロードした zip は、microSD に保存します。
*ROM の初回インストールや、種類を変えたときは、ユーザ領域を初期化するのが一般的です。
アプリや設定がまっさらになります。
初期化しなくても案外動いたりしますが、何かトラブって初期化せざるを得ない場合がありますので、(というか、初期化が推奨されているので)、事前に TitaniumBackup で全バックアップをとっておきましょう。
Titanium Backup PRO Key ★ root – Android マーケット
More Titanium power: Apps freezer, multi backups, 0-click restore and WAY MORE!
https://market.android.com/details?id=com.keramidas.TitaniumBackupPro&feature=search_result
バックアップをとったら、ICONIA A500 の電源を落とし、ボリュームキーマイナスを押しながら電源を押して、カスタムリカバリに入ります。(ClockworkMod)

そして、またここで一応バックアップをとります。Titanium でのバックアップはあくまでアプリと設定ですが、ここでのバックアップは、ROM を含んだすべてのバックアップです。
・Titanium のバックアップをリストア -.> ROM はそのまま、アプリと設定のみ戻る。
・リカバリでのバックアップをリストア -> バックアップをとった状態にROMを含めて(おそらく)完全に戻る。
という感じです。
*ちなみに、Titaniumのバックアップは/sdcard、つまり内部ストレージに保存されます。一方 CWM のバックアップは、基本的にmicroSD に保存されます。(USBストレージを選ぶことも出来る?)
というのは、ICONIA が通常起動しているときは /sdcard は内部ストレージを指しているのですが、CWM では /sdcard が microSD を指しているからです。
さて、バックアップが終わったら、まずは system をフォーマットします。
これはしなくても良さそうですが、ROM によっては推奨されています。
mounts and storage を選択し、system をフォーマットします。
うっかり /sdcard とかフォーマットすると、せっかくとったバックアップが消えるので気をつけましょう。
続いて、ユーザデータのワイプをするかどうか。これは安定性をとるならするべきですが、アプリも設定も初期化されます。Titanium があればだいたいリストアで戻せますが、めんどうな人はワイプしないで試してみてもいいかもしれません。問題が出たら、ちゃんとワイプしましょう。
ワイプの方法は、最初の画面に戻りまして、wipe data/factory reset を選択します。これにより、ユーザデータが初期化されます。
ついでにキャッシュもワイプしておくといいでしょう。
最後に、install zip from sdcard を選択します。
choose zip from sdcard を選択すると、microSD 内のディレクトリが表示されるので、保存しておいた ROM の zip を選択し、install します。

しばらく待って、再起動すれば完了です。
ちなみに、Android には標準で、インストールしてるアプリや本体設定を Google にバックアップする設定がついています。これは、あくまでアプリと本体設定のみで、アプリの設定やデータまではリストアしてくれません。再起動した際に、Google のバックアップから書き戻しますか?という提案がされますが、Titanium でバックアップをとっているならあまりする必要はないです。心配なら、Google のリストア後に Titanium でもいいですが、時間がかかります。
*あれ、もしかしたら Google でアプリの設定もバックアップしてるかもしれません。説明がそんなような感じになっていたような・・・。
*ROMを変えると、Titaniumで復元するとエラーが頻発する場合があります。これは本体設定が原因の場合が多いので、アプリとその設定のみリストアし、本体の設定は手動ですると直るかもしれません。
中には実験的な ROM もあったりするので、気をつけましょう。Beta とか Nightly とか。でも、たいていの場合かなり快適になるので楽しいです。






