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Kindle Paperwhite のフルスクリーンで自炊本を読む方法

Kindle Paperwhite の解像度は 758×1024ドットですが,有効解像度は658×905ドットとされています.そのため,自炊したファイルを658×905ドットにリサイズして PDF 化するというのが一般的に行われています.

しかし,それだと上下左右に余白が出来てしまい,フルスクリーン表示になりません.そこで,今回は自炊したファイルでも最大解像度である758×1024ドットで表示させる方法を紹介します.

ダウンロードしておくもの

準備

ChainLP の フォルダ内に,kindlegen.exe をコピーしておきます. ChainLP の 「解像度」のメニューに,Kindle Paperwhite 用の解像度を追加しておきます.(縦1024.横758)

ChainLP

  • 出力を mobi
  • サイズを Kindle 用に
  • 小説かコミックかを選択
  • ノンブル(ページ番号位置)を選択
  • お好みで各種補正

スキャン時のゴミによってうまく余白削除出来ない場合は,メニューから事前トリミングを適当に設定してください.設定したら出力ボタンを押します.連続して処理する場合には,バッチにチェックを入れておくといいです.ちなみに,ePub でも全画面化出来るらしいですが,試していません.

ファイルサイズがでかい…

mobi 形式が容量を食うのか,解像度が大きいぶんなのかまでは検証していませんが,ファイルサイズに結構な差が出ます. ・mobi(フルスクリーンサイズ) 33.8 MB ・PDF(有効解像度サイズ) 16.0 MB というわけで,約2倍の差が生じてしまっています.ページ送りも心なしか遅い気がします.暇なときにでも原因が解像度の差なのか検証したいです. Kindle Paperwhite は,本体メモリはあまり多くないので,場合によって使い分けるのもアリかもしれません.